- クリアコレクトとインビザライン、どの種類のマウスピース矯正を選ぶ?
- update:2024.4.11
クリアコレクトとインビザライン
どの種類のマウスピース矯正を選ぶ?
「マウスピース矯正を考えているけど、どの種類がいいんだろ?」
「インビザラインとクリアコネクトってどう違うの?」
「値段は?」「治療期間に違いはあるの?」
など、マウスピース矯正の種類でお悩みのあなたへ、両者の違いをそれぞれの特徴とともに、素材、適応症例、価格、期間に分けて徹底比較していきます!
マウスピース矯正の特徴とは?
1.透明なマウスピースで目立ちにくい
2.取り外しができる
3.痛みや違和感が少ない
インビザラインとは?
インビザラインの特徴
クリアコレクトとは?
クリアコレクトの特徴
クリアコレクトとインビザラインの違い
1.素材、フィット感
2.適応症例
3.価格
3.期間
マウスピース矯正の特徴とは?
まずは、「インビザライン」と「クリアコネクト」の両者に共通するマウスピース矯正の特徴からみていきましょう。
1.透明なマウスピースで目立ちにくい
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用するため、矯正中であっても周りから気づかれにくいことが特徴です。
2.取り外しができる
簡単に取り外しができるため、食事や特別な場所では取り外して過ごすことができます。
3.痛みや違和感が少ない
ワイヤー矯正に比べ、装置が簡易的であることから矯正中の痛みや口腔内の違和感が少ないことが特徴です。
インビザラインとは?
インビザラインは、アメリカのアライナーテクノロジー社が開発したマウスピース矯正です。マウスピース矯正ではシェアNo1を誇るブランドで、世界各国で普及しています。
1600万人もの実績数があり、その知識とノウハウを元にさまざまな研究、進化を遂げているブランドです。2006年頃より日本でも導入され始め、瞬く間に世界へ広まりました。インビザラインの特徴
テクノロジーを駆使して3Dスキャンした口腔内の情報を元に治療前から歯の動きについてのシュミレーションをすることができます。患者が治療のゴールを可視化できるので、治療経過をイメージしやすいことが利点です。
3Dスキャンにて口腔内の情報が得られるので、今まで不快に感じていた印象材(型取りのために使用するもの)が不要になります。
クリアコレクトとは?
クリアコレクトとは、インプラントで有名なストローマン社が出しているマウスピース矯正です。アメリカではインビザラインに次ぐNo2のシェアを誇ります。
マウスピース矯正の先発品がインビザラインであるならば、後発品がクリアコレクト、といった具合です。
クリアコレクトの特徴
クリアコレクトの最大の特徴はマウスピースの大きさです。インビザラインは歯と歯茎の境目まで覆いかぶさる形ですが、クリアコレクトは歯茎上2mmまで覆いかぶさる形をしています。マウスピースが大きい分、フィット感が良く歯に装着するアタッチメント(マウスピースを固定、圧をかかりやすくするための突起物)が少なくすみ、より目立ちにくいのが特徴です。
また、インビザライン同様3Dスキャナーを用いて口腔内をスキャンし、その結果に基づいてデジタル的に矯正計画を立てていくことができます。
クリアコレクトとインビザラインの違い
1.素材、フィット感
インビザライン
スマートトラックという素材を使用しています。これは、弾力性と耐久性に優れており、歯にかかる力を均一にさせます。柔軟性にも優れているため、マウスピースの着脱が容易に行える事が特徴です。マウスピースの大きさは歯と歯茎の境目で違和感は最小限です。
クリアコレクト
クリアクォーツという素材を使用。この素材は3層構造で薄くてしなやかでありながら耐久性があります。マウスピースの大きさは歯茎上2mmとなっており、しっかりとしたフィット感が感じられ、その分強い力で歯を動かすことができます。
また、光に反射しにくい素材であるため、インビザラインに比べて目立ちにくいという違いがあります。
2.適応症例
インビザライン
前歯だけの部分矯正から奥歯までの矯正、噛み合わせの改善、大人から子どもの矯正まで対応することができます。
・叢生(歯が部分的に重なってしまう状態)
・開咬(前歯だけが噛み合うことができない状態)、
・すきっ歯
・受け口
・出っ歯
などに有効です。
インビザラインは、歯を内側や外側に動かすことを得意とし、軽度な歯のガタつきを得意とします。
クリアコレクト
前歯から第2小臼歯までの歯並びの矯正が可能です。
・軽度な歯並びのガタつき(叢生)
・開咬
・すきっ歯
・軽度な受け口
・出っ歯
・過蓋咬合(通常の噛み合わせよりも深く噛み込んでいる状態)
などに有効です。
インビザラインよりも歯茎を覆う部分が大きいため、歯を上下に移動させることを得意とします。
3.価格
インビザライン
本体治療費平均:70〜100万円程度。
リテーナー(歯並びが整った後、後戻りを防ぐために使用する保定装置)は別売りになっていることもあります。
症例に応じて4つのプランがあり、重度な症例になるにつれてマウスピースの枚数が多くなるため、費用は増していきます。
クリアコレクト
本体治療費平均:40−70万円程度。
リテーナーは費用に含まれていることがほとんどです。
クリアコレクトには6つのプランがあり、症例に応じて幅広く対応できます。こちらも、重度な症例に応じて費用は増していきます。
インビザライン、クリアコレクトともに歯科医院で導入されている価格プランは変わる可能性がありますので費用に関しては治療開始前にしっかりとご確認ください。
3.期間
インビザライン
軽度:6ヶ月〜1年程度
中等度:1年〜1年半程度
重度:1年半〜
クリアコレクト
軽度:6ヶ月程度
中等度:1年程度
重度:1年半〜
一般的にクリアコレクトの方がインビザラインに比べて歯を移動させる力が強いため、治療期間が短いと言われています。
ですが、患者様の歯列状況により異なりますので検査、カウンセリングにて歯科医師にご確認ください。
北海道函館市に位置する「にしかわ歯科本通りクリニック」では、「クリアコレクト」でのマウスピース矯正を導入しております。患者様の状況をしっかりとカウンセリングし、治療させていただきますので、マウスピース矯正を検討されている方はぜひご相談ください。
記事監修者 院長 西川卓志