- 【歯科医師が解説】ホワイトニングって効果があるの?白くなる仕組みも分かりやすく解説
- update:2020.11.13
「ホワイトニングって効果があるの?」
「ホワイトニングをして歯が白くなる仕組みを知りたい!」
「自分の歯にもきちんとホワイトニングの効果が見られるかな?」
ホワイトニングの施術を検討している方は。このようなお悩みを抱えていないでしょうか。自分の歯が本当に白くなるのかは、気になるところですよね。
そこでこのコラムでは、北海道函館市にあるにしかわ本通りクリニックがホワイトニングの効果について詳しく解説していきます。どこまで白くなるのかも合わせて紹介していきますので、施術を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ホワイトニングはどこまで効果があるのか?
ホワイトニングをすることで、徐々に歯が白くなります。1回で効果は期待できないため、何度か施術を受ける必要があります。
ただし、詰めものや被せものはホワイトニングをしても白くなりません。人工物であるため、ホワイトニングに使用する薬剤の効果が出ないからです。
なお、函館に拠点を構えるにしかわ歯科本通りクリニックでは、ホワイトニングコーディネーターが自然な白さを提案します。ホワイトニングコーディネーターとは、日本歯科審美学会が認定している資格です。ホワイトニングの専門的知識や臨床技能を持っていると認定された歯科衛生士を指します。簡単に説明すると、ホワイトニングのスペシャリストということです。
詰めものや被せものを使用している患者様には、歯の全体の色味が均一になるようにアドバイスしております。
>>差し歯のホワイトできない!3つの対処法を分かりやすく解説
ホワイトニングで歯が白くなる仕組み
ホワイトニングで歯が白くなるのは、薬剤の中に含まれる過酸化尿素や過酸化水素によるものです。この成分は、着色汚れや黄ばみを落とす効果が期待できます。さらに、歯の中に含まれる色素も分解して、本来の色も白くします。
なお、過酸化尿素や過酸化水素は劇薬のため歯科医院でしか扱えない薬剤です。最近では海外のホワイトニング用品に含まれているのが見られます。しかし、安全性が保証できないため、使用はおすすめできません。
お口のトラブルを避けるためにも、ホワイトニングを行う際は歯科医院で行いましょう。
ホワイトニング効果が出にくい歯4選
ここまでは、ホワイトニングは効果や白くなる仕組みなどを紹介しました。ホワイトニングについて、理解が深まったのではないでしょうか。
残念ながらホワイトニングの効果が出にくい歯もあります。この章では、歯が白くなりにくい歯の特徴を解説していきます。
具体的には、下記4点です。
1.神経の死んでいる歯
2.フッ素のコーティングをしている
3.着色汚れがひどく、歯垢がある場合
4.加齢による着色
それぞれの項目を詳しく解説していきます。なお、効果が出にくい歯の特徴に当てはまった場合でも、施術が受けられる可能性はあります。ホワイトニングについて疑問があれば、お近くの歯科医院にご相談ください。
1.神経の死んでいる歯
神経が死んでいる歯は、内側から変色しているためホワイトニング効果が出にくいです。
もしホワイトニングをする場合は「ウォーキングブリーチ」といって、歯の裏側から穴を開けて薬剤を入れる施術を行います。ただし、歯が折れるリスクが高いので、おすすめできない方法です。
神経が死んで変色してしまった歯には、被せものをしたり歯のマニキュアをしたりする選択肢もあります。
2.フッ素のコーティングをしている
フッ素のコーティングをしている場合、ホワイトニング効果が期待できない場合があります。フッ素には薬剤が歯に浸透するのを阻害してしまう作用があるためです。
ホワイトニングの効果が十分得られない可能性があるため、コーティングをしている方は施術前に歯科医院に相談しましょう。
3.着色汚れがひどく、歯垢がある場合
着色成分が歯の表面に多く付着している場合は、思ったよりも効果を感じられないことがあります。ホワイトニングは徐々に白くなっていくので、歯科医院と相談しながら施術をしていきましょう。
歯垢が歯に付着していると、ホワイトニング薬剤が歯に浸透しにくいです。そのため、歯垢があるときは先にクリーニングを行いましょう。
4.加齢による着色
加齢による着色も効果を感じにくい特徴です。
ホワイトニングは、表面のエナメル質を平らにするために研磨してから施術を行います。加齢による着色はエナメル質のすり減りが原因のため、元々薄くなっていた場所を削っても象牙質の色が見えてしまうだけです。その結果、ホワイトニングをしても歯が白くなりにくくなっています。
加齢による着色は、被せものをすることで歯を白く見せる方法もあります。
記事監修者 院長 西川卓志